スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

羽と天秤

2016.07.24 22:57|暮らし

今日降る雨は全て恵みに変わる。

降り続く雨は土葉を濡らし、空を曇らせた。

昆虫達は次の太陽と風をじっと待ち羽を整えている。

そんな梅雨が明けようとしているある日に1人の男が現れ聞きなれた言葉を僕にかけてきた。

「なんで君はここへ来たんだい?」

本当相変わらずな言葉だ。

「羽を整えに来たんだよ」

僕はたまには面白い受け答えをしてみようかと、息を一つ飲み込んだが、いつものように、

「農家やりたくってきました」

そう返した。

すると「ま~なんでこんな山ん中で農家なの?」

またか。

僕は、答えた。

「好きなんですよ!配達に出なくてはいけないので、ごめんなさいね、またどっかでお会いした時にでもゆっくりお話しできれば」

と、ボロボロでエンジン音が快調な車に乗り込み配達へと向かった。



「なんでこんな山ん中に....」

本当だ。

なんでなんだろうな。

ハンドルを握りながら珍しく、そんな事を考えた。

最初の頃はワクワクしていて、そんな事を考える暇もなく、ただただ想うがままにコトを進めていったが、少し慣れりゃ頭に浮かぶのは疑問だったりもするんだな。

不便だけど便利だし。

つまらないけど楽しいし。

貧乏だけど豊かだし。

不安だけど心地良いし。

大変だけど楽だし。

天秤にかけてみたものの針はピッタリとゼロを指した。

考える余地無しだ。

ただここの場所へ吸い寄せられるように辿り着き、自分が想うがままに...とは、そう簡単にはいかないことの方が多いが、機会を得ながら、晴れては蜜を運ぶ昆虫達の様に羽を整えているんだ。



つまり「自立心」を宿すというコトの為に一生懸命なだけだと思った。

生きていく為だ。

その為に人に会い。

その為に話し。

その為に知り。

その為に疑い。

その為に信じ。

その為に教え。

その為に口をつむり。

その為に悔しい思いをし。

その為に笑った。



ただそれだけだ。

逆にそれがなかったらとっくに投げ出してる暮らしだったかもしれない。



そうやって自分自身に一つ一つ加えていく作業が好きなんだよ。



スポンサーサイト


カレンダー

06 | 2016/07 | 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

プロフィール

亮 RYO 

Author:亮 RYO 
2009年の退職を期に2013年までの4年の間 自転車で日本を旅しながら農業やアウトドアを中心とした日々を過ごす。
貴重な資源を循環させ、自然と共存していくことが大切。
農薬や化学肥料に頼らず、自然の力で育つ農作物や、土に還る素材を使用しての作品作りで未来へのおもいやり。


最新記事

カテゴリ

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
日記
44629位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
創作日記
1990位
アクセスランキングを見る>>

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

月別アーカイブ

最新トラックバック

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。